| 作品名 | ダークサモナーとデキている 6 |
|---|---|
| 著者 | 車王 |
| ジャンル | ギャグ・コメディ |
| 価格 | ¥792 |
作品の第一印象と期待値
車王先生の『ダークサモナーとデキている』シリーズ最新作である6巻。過去作同様、ダークサモナーである主人公と、召喚された魔物たちとのドタバタな日常とエッチな交流が描かれることを期待して読み始めました。ジャンルはギャグ・コメディですが、エロ描写も満載で、笑いと興奮が両立しているのがこのシリーズの魅力です。前作までの流れを汲みつつ、新たなキャラクターや展開が加わるのか、ワクワクしながらページをめくりました。
ストーリー展開と構成の評価
物語は、主人公が新たな魔物を召喚するところから始まります。序盤では、その魔物との出会いと、日常生活に馴染んでいく様子がコミカルに描かれています。特に第1話では、召喚された魔物が現代社会の常識に戸惑い、主人公がそれを教えるというシーンが笑いを誘います。中盤からは、その魔物との関係が徐々に深まり、エッチな展開へと発展していきます。クライマックスでは、他の魔物たちも巻き込んだ、さらに過激なシチュエーションが繰り広げられます。ストーリーは基本的に1話完結型で、気軽に楽しめる構成となっています。各キャラクターの設定も魅力的で、個性の強い魔物たちが織りなす人間関係(?)が、物語をより一層面白くしています。類似作品としては、異世界召喚系のハーレムものがありますが、本作はギャグ要素が強く、シリアスな展開が少ないのが特徴です。
見どころシーン解説
- 序盤の温泉シーン(第2話、10ページ目あたり)では、主人公と新しく召喚された魔物が、他の魔物たちと一緒に温泉に入るという展開が描かれます。魔物たちの種族が異なるため、それぞれ温泉の入り方や反応が違い、その様子がコミカルに描かれています。特に、熱いお湯が苦手な魔物が、必死に我慢している姿は笑いを誘います。
- 中盤の料理シーン(第3話、25ページ目あたり)では、主人公が魔物たちのために料理を作るという展開が描かれます。しかし、魔物たちはそれぞれ好みが異なり、主人公は悪戦苦闘します。特に、ある魔物が異世界の食材を持ち込み、それを料理に使おうとするシーンは、予想外の展開で面白いです。30ページ目には、出来上がった料理を魔物たちが美味しそうに食べる姿が描かれており、ほっこりとした気持ちになります。
- クライマックスのベッドシーン(第4話、40ページ目あたり)では、主人公と複数の魔物が一緒に寝るという、ハーレム状態が描かれます。しかし、単なるエロシーンではなく、魔物たちが主人公を取り合う様子がコミカルに描かれています。特に、ある魔物が他の魔物を蹴落とそうとするシーンは、ギャグ要素満載で笑えます。45ページ目には、魔物たちが寝ている主人公にいたずらをする姿が描かれており、微笑ましい気持ちになります。
- おまけページ(最終ページ)では、各キャラクターの後日談が描かれています。特に、新しく召喚された魔物が現代社会に馴染んでいく様子が描かれており、本編を読んだ後に読むと、より一層楽しめます。
作画・演出の評価
車王先生の絵柄は、線が太く、キャラクターの表情が豊かに描かれているのが特徴です。特に、魔物たちの可愛らしい表情や、エッチなシーンでの大胆な描写は、非常に魅力的です。コマ割りや構図も工夫されており、物語がテンポ良く進んでいきます。効果音や擬音も、ギャグシーンを盛り上げるために効果的に使われています。カラーページは少ないですが、要所要所で使われており、作品に華やかさを添えています。先生の画力は安定しており、安心して読むことができます。
こんな人におすすめ
ギャグ・コメディが好きで、エロ要素も楽しみたいという方におすすめです。異世界召喚系のハーレムものが好きな方にも、楽しめる内容となっています。ただし、シリアスな展開や重厚なストーリーを期待する方には、向かないかもしれません。また、過激な性描写が含まれているため、苦手な方は注意が必要です。価格は792円と、同人誌としては平均的な価格ですが、内容の充実度を考えると、十分に価値があると言えるでしょう。
総合評価とまとめ
★★★★☆ 4.0点
『ダークサモナーとデキている6』は、笑いとエッチが融合した、非常に面白い作品でした。車王先生の作画も安定しており、安心して楽しむことができます。ギャグ・コメディが好きな方には、ぜひおすすめしたい一冊です。特に、魔物たちの個性的なキャラクターと、予想外の展開が印象に残りました。
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