| 作品名 | ナチュン (6) |
|---|---|
| 著者 | 都留泰作 |
| ジャンル | ファンタジー、SF |
| 価格 | ¥838 |
| 評価 | ★★★ 3.5 (4件) |
『ナチュン (6)』作品概要
都留泰作氏による『ナチュン (6)』は、ファンタジーとSFの要素を融合させた作品である。物語は沖縄を舞台に始まり、その後バチカンへと舞台を移し、世界の真理に迫る壮大なスケールで展開される。本作は「神」へ続く深淵に沈む女の存在を中心に据え、デュラム教授の発案のもと、テルナリ、ゼルダ、ゼフィアスの三人がそれぞれの方法で真理の探求を進める。彼らが掴むものが福音なのか、それともさらなる混迷を招くのか、その結末が注目される。
最終巻となる本作では、ドル子の数奇な運命がついに明かされる。また、世界征服を目論んだ男の物語も完結を迎える。常識を凌駕する大増ページで構成されており、読み応えのある内容となっている。おまけ漫画「その後のナチュン」も収録され、各メディアが仰天した沖縄海洋SFの最終章として、物語の締めくくりが描かれる。
物語の読みどころ
本作の大きな読みどころは、沖縄からバチカンへと舞台を移しながら展開される、広大な世界観とSF要素である。デュラム教授のアイデアを基盤として、テルナリ、ゼルダ、ゼフィアスという異なるアプローチを持つ登場人物たちが、それぞれどのように世界の真理に迫っていくのかが物語の核となる。彼らの探求が最終的にどのような結果をもたらすのか、福音か混迷かという問いかけが読者の興味を引く。また、「神」へと続く深淵に沈む女の存在が、物語全体に神秘的な深みを与えている。
最終巻である『ナチュン (6)』では、これまで語られなかったドル子の運命が明らかにされる点が重要である。さらに、世界征服を企てた男の物語が完結することで、多くの伏線が回収され、物語全体の壮大な結末が描かれる。大増ページで構成されたボリュームと、おまけ漫画の収録も、ファンにとっては見逃せない要素である。沖縄海洋SFというジャンル設定が、物語に独自の魅力を加えていると言える。
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