| 作品名 | 漂流ネットカフェ1 |
|---|---|
| 著者 | 押見修造 |
| ジャンル | SF、恋愛、aff対応 |
| 発売日 | 2011-04-14 09:59:57 |
| 価格 | ¥660 |
| 評価 | ★★★ 3.1 (23件) |
漂流ネットカフェ1の概要
本作は、突如として空間が断絶されたネットカフェを舞台に、SFと恋愛の要素が絡み合う物語である。主人公は29歳の妻帯者である土岐耕一。彼が偶然立ち寄ったネットカフェで、初恋の相手と運命的な再会を果たすところから物語は始まる。再会を喜ぶ二人の願いとは裏腹に、ネットカフェの外の世界は突如として消失してしまう。この予期せぬ事態が、土岐耕一と初恋の相手、そしてネットカフェに居合わせた様々な人々を巻き込む事態へと発展していくのである。
日常では接点のない多種多様な人々が、突発的な空間断絶という極限状況に置かれる点が本作の大きな特徴である。オタク、暴力的な男性、生意気な少年、ギャル、サラリーマンといった面々が、土岐耕一と初恋の相手を中心に繰り広げられるラブストーリーにどのような影響を与えるのかが、本作の読みどころの一つであると言える。ジャンルとしてはSFと恋愛が挙げられており、非日常的な設定の中で人間関係がどのように変化していくのかが描かれる。
突発的空間断絶と人間模様
「このまま夜が明けなければいいのに!」と願う土岐耕一と初恋の相手の再会が、まさかの展開を招く。ネットカフェの外の街が消滅するという、現実離れした状況が物語の根幹をなしている。この突発的な空間断絶は、登場人物たちに極限状態を強いることになり、彼らの内面や人間関係に大きな変化をもたらすことが予想される。日常の繋がりが断たれた空間で、見ず知らずの人々がどのように協力し、あるいは反発し合うのかが詳細に描かれるだろう。
本作は、ラブストーリーを主軸としながらも、SF的な要素によって物語に深みを与えている。妻帯者である土岐耕一が初恋の相手と再会し、さらに異常な状況に置かれることで、彼の感情や倫理観がどのように揺れ動くのかが注目される点である。また、オタクや暴力男、生意気な小僧やギャルにサラリーマンなど、日常では決して交わることのない人々が一同に会し、閉鎖空間の中で織りなす人間模様も、作品の重要な要素として機能していると言える。


