義装母子5

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タイトル 義装母子5
サークル名 せなか
ジャンル 義母 / ショタ / ママ / おねショタ / 体格差 / 歳の差 / 母乳 / 巨乳/爆乳 / R18 / マンガ / JPEG
作品形式 マンガ

作品内容

義装母子5

本文:80p義装母子シリーズ完結編

幼い頃からコンプレックスの塊だった。私には姉が居る。頭が良く、容姿も、妹の私から見ても美人だと思う。だから…というべきか、周囲からよく比較された。といっても、評価を直接口に出された記憶は無い。

成績もルックスも平均的な私。理知的で容姿端麗な姉。親も友人も、恐らく比較している意識などなかったかもしれない。それでも、私は気付いていた。私と姉が並んでいる時、皆の視線が注がれているのは、姉の方だった。

でも、落胆はしなかった。物心ついた時から「そう」だったから。姉を羨ましいとは思えど、恨みの感情を抱いた事は無かった。彼女は不器用で、口数の少ない人だったが、私にとっては、優しいお姉ちゃんだった。

でもそれは、あの時までの話。5年生の時、私は恋をした。席替えでとなり同士になった男の子。優しくて友達が多く、綺麗な目をしていた。意気投合し、彼を含む数人で何度か私の家で遊んだ記憶がある。彼は私の家で遊ぶのが好きなのか、時には2人で遊ぶ事も増えていき…私の幼い恋心は日に日に膨らんだ。

でもある日、彼が引っ越す事を知った。当時の私にとっては青天の霹靂で、珍しく狼狽したと記憶している。その夜は花でもないのに枯れてしまうのではないかと思う程、泣いた。時間が無い。卒業と同時に、彼には会えなくなる。

数日後、私は彼を呼び出した。恐らく人生で一番勇気を出した日だと思う。気の利いた言い回しも思いつかないまま、「好きです」と絞り出すのが精一杯だった。永遠にも感じられたが、実際は数十秒間だったであろう沈黙を破ったのは、彼の言葉だった。「ごめん…俺好きな人が居るんだ」

泣いたのか、怒ったのか…その後の事はよく覚えていない。次の記憶が始まるのは彼が私の家の前で…お姉ちゃんに告白していた場面。恐らく…姉にフラれたのだろう事は、去っていく時の肩の落ち具合から察せられた。

少しして私に気付いた姉は、顔色ひとつ変えず、「おかえり」とだけ言って家に入った。私は…動けなかった。怖かったから。やきもち…?嫉妬…?憎悪…?いや、足りない。そんな言葉では。

彼への恋心が…憧憬が…執念が…姉への家族愛が…羨望が…尊敬が…濁流に飲まれていった。自分の中に…ここまでドス黒い感情が存在すると突き付けられた。そして「それ」に染まっていくのが恐ろしかった。

「そっ…か……私って…「選ばれないヒト」…なんだ……」恋に浮かれて忘れていた。自分が花ではない事。いずれ開く蕾すら、最初から無かったと。

その後の彼との思い出は…何故だろう…無い。一切。誰も悪くない。彼も姉も…頭では理解していたし、理解している。でも、心が…ついていかないかった。ついていかない。

小中高大を経て、社会人となり、夫に出会い、結婚した今も…本当の私は、あそこに立って、小さくなっていく彼を眺めている。止まったまま、まだ動けていない。ヒナタは…彼によく似ている。

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